左利きのエレン
この漫画ね、cakesに載ってたやつから入って
今ジャンプ+に連載されているものを読んでいるんだけど、すごく面白い。
その業界にいる人の葛藤や、矜持や、信念とかが綺麗に切り取られていて。
天才になれなかったすべての人へ−というコピーのとおり、
自分のことを秀才止まりだなって実感している人ほど共感できる作品だと思う。
エレンとあかりは才能がぶっ飛んでて
さゆりは分析力がずば抜けてて
光一は人間らしさをもって人を惹きつけるところが突き抜けてる。
この才能は守っていかなきゃと思うと仕事回したくなるし、
分析力がある人は言わずもがな一緒に仕事したいし(この業界において敵が多いのもこのタイプだったりするけどね)、
光一はなんというか、安心する(笑) 弱肉強食が極まったこの世界において、こんな人種に。
いうて出てくる人みんな何かしらの天才系ではあると思うんだよな。
私ね、前職がマスコミだったんだけど、
ほんとみんな才能の塊とか、器用の塊とか、努力の塊とか
どこかしらぶっ飛んでいる人が多かった。よくも悪くも。
みんな変だったけど、みんな魅力のある人だった。
マスコミの世界って、本当小さいときから「マスコミに入るぞー!」って思っている人が、半端ない努力して何百倍の倍率を勝ち抜いて入社している人が多いから、その辺は他業種とは異質だった。
なんとなく受けたら受かりましたーみたいな人はほぼいなかったと思うし、ちょっと面白いとかちょっと優秀くらいでは潰れるような世界だった。それがどの職種であろうとさ。
ちなみに私が辞めた理由は、しんどすぎたからです。仕事は楽しかったんだけど。
営業部はね、弱肉強食、残業地獄、精神摩耗、酒池肉林よ。笑
まあ会社に未練はなくとも、いまだに業界への未練はひとかけらくらいあるなあ。
マスコミ業界を志望している人は絶対読んだ方がいいと思う。この漫画。